パネルディスカッション1-4「非医療職と共に学ぶフットケアの重要性~札幌フットケアサークルの活動から~」

5月26日(金)パネルディスカッション1「地域啓発と多業種連携」
4. 非医療職と共に学ぶフットケアの重要性~札幌フットケアサークルの活動から~
座長 大浦 紀彦 (一般社団法人Act Against Amputation)
座長 竹内 一馬 (NPO法人足もと健康サポートねっと)
演者 菅野 智美 (札幌フットケアサークル)

フットケアに関わる知識・現場で活用できる実践力の習得を目的として、平成22年9月有志と共に「札幌フットケアサークル」の活動を開始した。北海道では当時、フットケアを学ぶ機会が少なく研修で得た知識だけで「安全なフットケアを提供できる」とは言いにくい状況であった。

札幌フットケアサークルの参加職種は、看護師・医師のほかシューフィッター、セラピスト、靴製造販売業、美容関連、事務職など多岐にわたる。医療職に限らず、足に関わるより職種がより多く参加することで医療者側からの視点だけでなく、生活者の視点から意見を聴き、お互いに学びあえる大きなメリットがある。

活動は、①札幌フットケアサークル(1回/2~3ヶ月開催)、②フットケアミニ勉強会(札幌市内靴店で毎月開催)のほか札幌市内外の市民団体からの依頼を受けフットケア勉強会を開催している。

①札幌フットケアサークルは、平成29年1月末まで計27回開催され、参加延べ人数は500名を超えた。勉強会の内容として、足の洗い方(汚れのたまるポイント)やかかとの手入れのタイミング、爪の整え方、爪の解剖について、正しい靴の履き方など。病院では聞きにくい質問もサークルの中では気軽に聞けるというメリットがある。

②フットケアミニ勉強会は、平成29年1月末で計31回開催している。勉強会の内容を継続し実践しているお客さまの足の変化は驚くべきものがあり爪の形(スクエア・オフ)、保湿(皮膚の状態)など正しい理解のもとケアを継続することで良い状態の維持につながっている。

一般市民を対象とした②フットケアミニ勉強会の場から、出る質問・疑問は私たち医療者にとって大きな学びを得る内容が多く、その学びは①札幌フットケアサークルの中で共有し参加者が自施設へ持ち帰り実践につなげることができている。

今後も①札幌フットケアサークル②フットケアミニ勉強会を継続することが、治療後の良い状態を維持すること、異常の早期発見・対処につながるものと考える。

 

 

※本ページの使用画像はイメージです(過去の学会風景より)

第9回日本下肢救済・足病学会学術集会プログラムはこちら

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