パネルディスカッション5-6「透析看護におけるフットケア」

5月27日(土)パネルディスカッション5「下肢末梢動脈疾患指導管理加算へのコメディカルからのアプローチ方法を透析室で考える」
6. 透析看護におけるフットケア
座長 池田 潔 (池田バスキュラーアクセス・透析・内科)
座長 山本 光孝 (原三信病院)
演者 愛甲 美穂 (湘南鎌倉総合病院)

日本におけるフットケアの歴史は浅く、1989年に朝日生命糖尿病研究所にて糖尿病患者を対象とした足診療を行う診療科としてフットケア外来が開設されたのが最初であり、糖尿病看護として広がりをみせフットケアという言葉が医療に浸透していった。2001年以降、透析患者のフットケアについて看護専門雑誌で特集が組まれるようなり、透析医療現場では、看護師を中心にフットケアの重要性が認識されていった。

私が、透析クリニックに勤務していた2003年、「足があってこそ生きていたい」と訴えながら、両足大腿部切断を受け敗血症で亡くなった。この症例経験から、看護師としてなにかできることがあったのではないかとフットケア看護を学んだ。まず朝日生命糖尿病研究所でのフットケア研修を受講し透析クリニックでのフットケアを開始した。翌2004年、日本フットケア学会が設立される。2008年糖尿病合併症管理料算定加算に伴い、2009年神奈川県看護協会にて、糖尿病合併症管理算定特別研修を受講し、糖尿病足病変看護従事者を取得した。フットケア技術を学ぶためドイツ式フットケア(フスフレーゲ)取得し、基本的なフットケア技術と巻き爪や肥厚爪ケア技術を取得した。2010年日本フットケア学会において学会認定のフットケア指導士を取得し現在の施設にてフットケア外来を開設した。透析医学会では、2011年、血液透析患者における心血管合併症の評価と治療に 関するガイドラインを発表し透析患者のフットケア看護が確立した。

現在、自施設での透析患者のフットケアプログラムを策定、「透析患者における末梢動脈疾患 ~リスク分類(鎌倉分類)を用いたフットケア介入による 重症下肢虚血進展防止に対する有用性」日本透析会誌.2016:4(3);219-224 にて原著論文を発表した。フットケアの有用性となる研究と考える。本発表では、フットケアを実践する上で取得した資格や学びをご紹介し、リスク分類(鎌倉分類)を用いたフットケアプログラムの実践と有用性について述べる。

 

 

※本ページの使用画像はイメージです(過去の学会風景より)

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