シンポジウム9-4「まだまだ発展途上?!当院フットケアの現状 ~透析室看護師から地域へ発信しよう~」

5月27日(土)シンポジウム9「透析患者の下肢末梢動脈指導管理」
4. まだまだ発展途上?!当院フットケアの現状 ~透析室看護師から地域へ発信しよう~
座長 菰田 哲夫 (こもたクリニック)
座長 小林 修三 (湘南鎌倉総合病院)
演者 北 和子(社会医療法人明陽会 成田記念病院 透析室)

当院は診療科29科を持つ地域の中核病院で、透析は3次救急の体制をとっている。透析室では入院と外来の患者が同じフロアで治療している事と人員不足もあり、緊急透析や特殊治療・重症患者など、入院患者が増えると反比例して透析室でのフットケア件数は減ってしまう。その環境を打開しようと日々業務改善に取り組んでいる最中であり現在は患者を巻き込み地道に予防フットケアに力を入れている。

去年始まった下肢末梢動脈指導管理加算はそれまで足をみてこなかった透析施設が全透析患者の足をみるきっかけとなっているが当院では記録等ハード面が変えられず業務は増えた。しかし臨床工学技士の協力や透析室に各科医師が訪室する事の多さから、その場でコンサルしやすい環境下にある為迅速に評価とフットケア介入まで出来る。

入院した他院の患者からは、自施設の足への関わりを聴く事も多い。東三河地区の22透析施設中、ABI/SPP共に所有率は低く加算登録をしていない施設も6施設ある。下肢動脈のスクリーニングが出来ない施設に退院される下肢虚血の方には退院前に当院で検査を実施し、退院後のケア方法も指導している。そして退院時にその結果と今後の援助方法・必要であれば社会資源の活用等についても情報提供している。

下肢末梢動脈指導管理加算において院内で連携が出来る当院は患者を受け入れる側の施設の役割として、患者が自施設へ帰った後に継続フォローされる為に各施設の取り組み状況を知る必要がある。そして退院時の情報発信を積極的にする事で連携を深めて地域全体で透析患者の足を守る体制作りが必要だと考える。

※本ページの使用画像はイメージです(過去の学会風景より)

第9回日本下肢救済・足病学会学術集会プログラムはこちら

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