教育講演4「膝下動脈病変に対する血管内治療の現状」

5月26日(金)教育講演4「膝下動脈病変に対する血管内治療の現状」
座長 宮本 明 (総合高津中央病院)
演者 浦澤 一史 (カレスサッポロ時計台記念病院)

近年、重症下肢虚血症例における血行再建の手段としての血管内治療の重要性は広く認識されるようになっている。透析症例の比率の高い本邦の重症下肢虚血症例では、膝下動脈の石灰化が強く治療に難渋する場合も少なくない。しかし、末梢血管治療に用いれる医療材料の急速な進歩と、いくつかの新たな治療手技(ワイヤー操作法)が開発されたことにより、膝下動脈病変に対する手技成功率は著しく向上している。中でも足関節以下の様々な動脈を逆行性に穿刺しガイドワイヤーを導入する両方向性ガイドワイヤー操作法は、手技の初期成功率を高めるうえで不可欠の手技となっている。ここ数年間は、国内デバイスメーカーより、毎年のように新しい末梢血管用ガイドワイヤー・マイクロカテーテルがリリースされている。逆行性操作に最適化したガイドワイヤーの導入は、初期成功率の向上だけではなく、手技時間の短縮をもたらしている。本発表においては、重症下肢虚血症例に対する血管内治療において一般的に用いられている末梢動脈穿刺法を紹介するとともに、病変種別ガイドワイヤー、マイクロカテーテルの選択とその効果について実際の症例を基に紹介したい。

※本ページの使用画像はイメージです(過去の学会風景より)

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