教育講演2「糖尿病足潰瘍の予防・治療と血糖コントロール」

5月26日(金)教育講演2「糖尿病足潰瘍の予防・治療と血糖コントロール」
座長 佐藤 勝彦 (カレスサッポロ時計台記念病院)
演者 渥美 義仁 (永寿総合病院)

糖尿病足潰瘍は糖尿病の重篤な合併症であり、患者のQOLを低げ生命予後も不良である。わが国では、高齢者の増加にともなう糖尿病罹病期間の長期化から、神経障害や末梢動脈疾患の進行例が増え、透析例や網膜症進行例や治療中断者などを中心に足潰瘍が出現している。糖尿病足潰瘍の基礎病態は、血糖コントロール不良、糖尿病神経障害による防御感覚低下と足趾変形、血流障害、易感染性である。これらに加えて、視力障害(糖尿病網膜症、白内障など)、高齢化や独居による身の回りの清潔環境悪化、不適切な履物の使用(合わない靴、長靴、硬い安全靴、下駄など)などが影響する。基礎病態と環境が重症あるいは劣悪であるほど急速に悪化し切断に至る率が高い。

糖尿病足潰瘍の治療

糖尿病足潰瘍の治療は、足潰瘍の深達、血流障害の有無、感染の状況の把握から始める。壊死組織、感染、浸出液のアンバランス、創辺縁の治癒遅延または下掘れなどが著しいほど難治となる。実際は、血流・虚血の状態を、皮膚温、動脈の触診、ABI、SPP、MRA、CTAなどで調べる。虚血が著しい場合は、EVTなどにより血流回復を試み、必要により血行再建手術も考慮する。デブリードマンに適切な血流が確認できれば、デブリードマンを進める。感染の原因菌を同定すると同時に、抗生剤を投与する。創部の状態により陰圧閉鎖療法も行う。これらの治療は、循環器、形成外科、血管外科、皮膚科、整形外科、感染症科、糖尿病内科、腎不全・透析の内科などで集学的に行う。

予防的フットケア

糖尿病足潰瘍は一旦治癒しても、神経障害、足の変形、網膜症などは改善しがたいので再発率が高い。重症化予防に当たっては、足潰瘍のリスク因子によって診察対象を絞り込んで実際に足を診察する。定期的な内科医による、ハイリスク患者の足の診察と、セルフケア指導を生かした患者自身や家人による早期発見ができる体制が重要である。

糖尿病足潰瘍は糖尿病の重篤な合併症であり、患者のQOLを低げ生命予後も不良である。わが国では、高齢者の増加にともなう糖尿病罹病期間の長期化から、神経障害や末梢動脈疾患の進行例が増え、透析例や網膜症進行例や治療中断者などを中心に足潰瘍が出現している。糖尿病足潰瘍の基礎病態は、血糖コントロール不良、糖尿病神経障害による防御感覚低下と足趾変形、血流障害、易感染性である。これらに加えて、視力障害(糖尿病網膜症、白内障など)、高齢化や独居による身の回りの清潔環境悪化、不適切な履物の使用(合わない靴、長靴、硬い安全靴、下駄など)などが影響する。基礎病態と環境が重症あるいは劣悪であるほど急速に悪化し切断に至る率が高い。

糖尿病足潰瘍の治療

糖尿病足潰瘍の治療は、足潰瘍の深達、血流障害の有無、感染の状況の把握から始める。壊死組織、感染、浸出液のアンバランス、創辺縁の治癒遅延または下掘れなどが著しいほど難治となる。実際は、血流・虚血の状態を、皮膚温、動脈の触診、ABI、SPP、MRA、CTAなどで調べる。虚血が著しい場合は、EVTなどにより血流回復を試み、必要により血行再建手術も考慮する。デブリードマンに適切な血流が確認できれば、デブリードマンを進める。感染の原因菌を同定すると同時に、抗生剤を投与する。創部の状態により陰圧閉鎖療法も行う。これらの治療は、循環器、形成外科、血管外科、皮膚科、整形外科、感染症科、糖尿病内科、腎不全・透析の内科などで集学的に行う。

予防的フットケア

糖尿病足潰瘍は一旦治癒しても、神経障害、足の変形、網膜症などは改善しがたいので再発率が高い。重症化予防に当たっては、足潰瘍のリスク因子によって診察対象を絞り込んで実際に足を診察する。定期的な内科医による、ハイリスク患者の足の診察と、セルフケア指導を生かした患者自身や家人による早期発見ができる体制が重要である。

※本ページの使用画像はイメージです(過去の学会風景より)

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